Arctos switch を触ってみた

ちょっと試してみたので記録代わりに。
元々アドカレ前には上げたいなぁと思いつつ寝かせてたやつですが、腐らない内に上げときます。

Arctos #とは

KeBoが出したタクタイルなMX互換キースイッチです。
https://kebo.la/products/arctos-switches

特徴は

  • 無色透明ハウジング
  • Krytox GPL206とVPF 1506を混合した潤滑油でlube済み
  • ローズゴールドめっきスプリング
  • ステムの横の出っ張りが一部凹んでおり、接触面積が少ない
  • ステムのグラつきが少ない

とのこと。

ちなみに "Arctos" はカリフォルニアハイイログマ (Ursus arctos californicus) が由来で、LAでデザインしたからこれを選んだのだとか。

見た目

このあたりはTwitterに載せてたので引用

バンプがすごい

(実はlubeちょっと多めに塗られてるやつを選んで撮ってる)

叩いてみた (単キー)

タクタイル感の強さはそこそこながら、バンプを越えた後の突き抜け感が強く、少しクリッキーに近い感じです。
似たようなのとしてはKailh BOX Royalが挙げられますが、Royalのタクタイル感は強すぎて人を選ぶ感じ1なのに比べれば控えめです。
打鍵音についてもちょっとクリッキーっぽく、押下時に少し音が鳴ります。
これは恐らくステムの出っ張りで接点を弾いているみたいになってるのだと思われます。

グラつきはかなり少なめで、no LED topを付けたOutemu Skyと同程度くらい。
ただこいつが違うのはステムとハウジング両方に調整が入ってるっぽいところでしょうか。
あとで試しましたが、SkyにArctosのステムを入れるとキツすぎる感じになってしまいました。

delubed(lubeを落としたやつ)との比較では、音的にはそれなりにlubeの効果は出てるようです。
ただ端を押した時の引っかかりはストックでも割とあるので、ちゃんと使うなら塗り直した方がよさそう…。

ハウジング入れ替え

この他もいくつか試しましたが、

  • Invyr Pandaハウジング
    • Cherry MX RGB blueみたいに軸が戻らない程ではないが、バンプが大きすぎて疲れる
  • Outemu Sky (w/ no LED clear top)
    • ハウジングがキツすぎて軸が戻ってこない

のような感じであまり良いカスタムは見つけられませんでした。
普通のCherry MXハウジングに入れてもタクタイル感が強くなったので、どうもArctosの接点が柔らかめになっている?のかなと思います。

lube

せっかくpre-lubedなので、手持ちで一通り試したくて10個ほどこれの犠牲にしました。

左から、

  • 上段
    • delubed
    • stock
    • RO-59tmKT (乾式の水性lube)
    • Microlubrol Omnifron XDL (PTFEパウダー)
  • 中段
    • Krytox GPL102
    • Krytox GPL103
    • Krytox VPF1514
    • Krytox GPL105
  • 下段
    • Trybosis 3203 (w/ Cherry MX housing, Arctos contact)
    • Trybosis 3203
    • Trybosis 3204
    • Krytox GPL205 grade 0

となっています。

(撮ってもたぶん分かんないな…と思って動画は用意してません。ご希望の方はtwitterでご連絡ください)

簡単な違いとしては、thickな潤滑剤だと音が消えて、感触も普通のタクタイルに近くなる傾向にあります。
またオイルよりグリスの方が引っ掛かりが少なく感じました。

個人的には3203が一番好みかも。

所感

ステムのぐらつきの少なさや、クリッキーっぽい独特なタクタイル感など、見所があって面白いスイッチだと感じました。
特にタクタイル感は購入時あまり気にしていなかった (MX Clear系と大差ないと思っていた)ので、良い意味で予想を裏切られてしまった…。

音についてはlubedだから静かやろ!と思って買うと痛い目にあうレベルなので、控えめなクリッキーくらいの感じで考えておきましょう。

pre-lubeについては「まぁまぁね」という感じです。
叩いてみたで紹介したように、delubedと比べると擦れ感やカチャ音は減っているので、効果があるということもできるかとは思います。
ただ個人的にはlubedといいつつ斜め押しの滑りが悪いのは少し残念でした。

スプリングとかステムを削ってるのはよく分からなかったので割愛。

そんなところで今回の記事はここまで。
ZealのV2系とかGsusとかが来たらまたやりたい。


  1. 個人の感想です

キースイッチのカスタマイズ

この記事は 自作キーボード Advent Calendar 2018 #1 の15日目の記事です。
遅刻してごめんなさい! adventar.org

14日目は鍛冶屋弁当屋Pさんのキーボード作りたい!(小太刀編)でした。

本日は、ここ最近広がりつつあるように感じるキースイッチのカスタマイズについて紹介します。

人はなぜキースイッチをカスタムするのか

市販品に無いスイッチを作りたい

例えば押下圧、市販品で最も軽いのはGateron Clear(リニア、作動圧35g)ですが、スプリング単体なら作動圧20gから販売されています。
つまり、スイッチをバラしてスプリングを交換すれば好みの重さでスイッチを作れる!
(なお実際にそれで作ると誤入力が多発する上級者向けになる模様)

ストック品の残念な点を解消したい/打鍵感を良くしたい

また、打鍵感は良いんだけどグラつきが… というような時は、ハウジングを変えたりフィルムを挟めば改善するかもしれません。
あとスプリングがキシキシ鳴る残念な静音軸なんかもありますが、スプリング周りや軸をlubeしてしまえばけっこう解消できたりします。

カスタムの一例

  • OリングやQMX-Clipなどの装着
  • スプリング交換
  • 改造
  • lube
  • キメラスイッチ (フランケンスイッチ)

なお、2つ目からはスイッチの分解が(ほぼ)必須です。

カスタマイズに有用な道具

あると便利ですが、なくても精密用のマイナスドライバーがあればなんとかなります。

ピンセット
細かいパーツが多いので、あると何かと便利。
lubeなどパーツを持ちながら作業をする場合は、逆作用ピンセットがあるとさらに捗ります。

スイッチオープナー
スイッチを分解する時に使用します。 scrapbox.io

OリングやQMX-Clip、Zealencioの装着

まずはスイッチの分解が不要なところから。

Oリング

産業用途ではシーリングに利用されるOリングですが、ここではキーキャップの軸受けに嵌め込んで使います。 (これだけしか持ってない。右は天キーのキースイッチかわいい同好会にて購入)

Oリングを使うことで、

  • 底打ち音を抑える
  • 底打ちの感触を柔らかくする
  • ストロークを減らす

といった効果があります。

2mmくらいのものは店のゲーミングキーボードコーナーに置いてあったりするので、とっつきやすいカスタムなのではないでしょうか。
他にはAliExpressにいろいろあるらしいですが、私はよく知りません(詳しい人頼む)。

QMX-Clip、Zealencio

スイッチに上から被せて使うのがこちら。

装着することでステムにゴム部分が触れる感じになり、ステムと上ハウジングがぶつかる音を抑えてくれます。
ついでに作動距離が短くなったり、キーキャップの種類によっては底打ち音も軽減されます。

キーキャップによっては、下のようにOリングと組み合わせることもできます。

注意点としては、薄いプラスチックなので取り外しに注意しないとすぐ割れるところでしょうか。
私のQMX-Clipは既に4~5個割れてます…。

Zealencioはこちら、QMX-Clipはこちらなどで購入できます。
どちらもたまにMassdropに出ていたりするので、送料が気になる人はそれを待っても良いかもしれません。

スプリング交換

スイッチの中に入っているスプリングを交換する、というカスタム方法があります。

スイッチの押下圧を決めているパーツですので、違う重さのスプリングに交換すればもちろんスイッチの押下圧も変わります。
また、モノによっては途中で重さが変わる特殊なスプリングや、縦の長さが短いものもあり、これらに交換することで、同じステムでも異なる打鍵感を得ることができます。

f:id:xery:20181216072705j:plain
この他に入替えによって余ったスプリングもあります

右下の72P, 78Pとあるのが途中で重さが変わるもので、progressive spring と呼ばれています。
ラインナップ的には50gから78gまであるので、普段底打ちしないくらいの重さのものに入れ替えると面白いかもしれません。

中央下のスイッチ入りの袋がHalo Trueの内蔵スプリングで、短いながらも底打ち時100gにもなるけっこう重めなものです。
progressive springと似た独特な打鍵感になっていて、Halo Trueの独自設計なステムもあってすごく好きなんですよね…。

他に素材やメッキなどいろいろあるみたいですが、そこはあまり分からないので触れません。

スプリングを買うならSPRiTがおすすめ。
普通のものからprogressive、KailhのClick BarやChoc用スプリングなどいろいろ売ってます。

改造 (mod)

海外では ○○ mod のような呼び方をされていることが多いですが、既存スイッチの残念な点を解消したり、全く違う打鍵感にしたりするために、いろいろな改造が試されてきました。
ここでは一例を参考として紹介していきます。

スイッチフィルム / スイッチステッカー

ステムのグラつきを抑えるために、上下ハウジングの間にステッカーやフィルムを挟むmodです。

ステムがグラつく原因として「ステムと上ハウジングの隙間が大きい」という点は知られていると思いますが、上ハウジングが水平方向に動いてしまうのも、実はグラつきやすさにけっこう影響してきます。
そこでハウジングの間にフィルムなどを挟むことで、ハウジングの遊びを減らし、グラつきも減る…というものになります。

クリアハウジングのスイッチではこれが必要なほどハウジングの遊びが大きいものは少ないですが、Cherry MXの黒ハウジングや、上のツイートで試しているGeekMaker Creamy等にはかなりの効果があります。

Jailhouse mod

いわゆる青軸はステムが2つの部品を組み合わせて作られていて、接点に当たる方の部品が動くことによってクリック音を出しています。
この部品を動かないようにするのがJailhouse modになります。

元々はOリングやプラスチックを挟んだり、針金を巻くなどされていたようですが、現在はTheVanKeyboardsでJSpacerという専用パーツが販売されています。

装着すると、独特なタクタイル感でストローク短め(約3.0mm)のスイッチになります。
なかなかこれも癖になる感じで、割と気に入っているスイッチの一つ。

lube

ほとんどのスイッチではステムやハウジングがそのまま擦れており、潤滑剤を塗ることで動きをさらに滑らかにすることができます。
潤滑剤(lube;lubricantの略)を塗ることをlubricatingとかlubingとかいいます。

lubeといってもいろいろあって、例えば

  • オイル
    • Krytox GPL 10x
    • Krytox VPF 15xx
  • グリス
    • Krytox GPL 2xx
    • Tribosys 320x
  • 水性
    • RO-59tmKT(販売終了)
  • 粉末
    • Microlubrol Omnifron XDL

などがあります。まぁ主に使われているのはオイルとグリスですね。

lubeを塗ることで、

  • ステムの動きを滑らかにする
  • 打鍵音やスプリングの音を抑える(オイルやグリスの場合)

といった効果があります。

動きの滑らかさは実際やってみないと分からないかと思うので、試してみるかイベントで触ってみてください。

音の変化はこんな感じ。

ちなみにタクタイル系のステムと接点の接触部を潤滑すると、タクタイル感が少なくなります。
このためリニア以外は通常そこにはlubeを塗りませんが、一部の特にタクタイル感の強いもの(BOX RoyalやArctosなど)には有効です。

詳しくはScrapboxのLubricationのページをご参照ください。

キメラスイッチ (フランケンスイッチ)

複数のスイッチからパーツを組み合わせて作るスイッチのことです。
海外だとフランケンスイッチという呼び方の方が一般的っぽい?

効果は本当に様々で、それぞれのパーツのいいとこ取りな感じになるものもあれば、思いもよらない打鍵感になるものもあります。

代表的なものには名前もついていて、例えば

  • Holy Panda (Invyr PandaのステムをHaloに入替え)
  • MX Zilent (ZilentのステムをCherry MX Silentに入替え)
  • Cherristotle (AristotleのハウジングをCherry MXに入替え)

など。

特にHoly Pandaは独特のなだらかで大きなタクタイル感が話題になり、(素材となるInvyr Pandaからして貴重というのもあって)一時は1つあたり$5で取引されるほど人気なスイッチでした。
(今はMassdropでGBやっていたり、Invyr PandaのクローンもGBやっていたりで暴落中)

ちなみに上下ハウジングには意外と非互換なものが多いです。
Walkerstop氏がまとめているのでご参考ください。 docs.google.com

各パーツについて

下ハウジング

…といいつつプラスチック部分はそこまで重要視されることは少ないです。
(透明素材だと音が大きくなりがち、とかはある)

重要なのは接点の金属部分で、反発力の強さとかステムと接触する部分の形がタクタイル/クリッキー系ステムのタクタイル感に影響してきます。

  • Invyr Panda … 反発力強め、ステムとの接触部は丸め
  • Cherry MX Blue … 反発力強め、ステムとの接触部は鋭め
  • Outemu V2 … 反発力強め

みたいな。
あとはGreetechの緑軸/青軸も接点の反発力が強めらしいです。

ちなみに、接点だけ取り出して他の下ハウジングに移植することもできます。

上ハウジング

主にステムが通る穴の大きさ(ステムとの隙間の小ささ)で選びます。
あとこれは他の人らが意識してるかは分かりませんが、モノによっては穴が少し上(ロゴ側)に寄っていることも。

  • Invyr Panda … ちょっと狭め
  • Outemu V2 (no LED) … かなり狭め、穴がちょっと上寄り

など。

ステム

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タクタイル系。左からCherry MX Brown, Zealio 62g, MOD-M, Halo True, Arctos

また表面の滑らかさも関係があって、上ハウジングと擦れる部分もですが中央の棒が意外に強く下ハウジングと擦れるので、その辺りの滑らかさがそのまま打鍵時の滑らかさに繋がってきます。

上の画像はMX黒軸ですが、製造時期によって金型が変わっていて、それが滑らかさの違いになっています。
ちなみに一番評価が高いのはvintage、次点でretooledみたいです。

あとがき

今年の自作キーボード界隈の盛り上がりは本当にすごくて、去年の冬コミ後からの勢いはまさに夜明けというべきものでした。
ただ自分はどうだったのかというと殆ど傍観者的な立ち位置だったように思っていて、何かしらコミットしていかないとなぁ…という気持ちです。
今もちょこちょこやってはいますが、自キScrapboxのさらなる充実とかやっていきたい。
ところでScrapboxめっちゃ書きやすいよね。最初は独自記法で戸惑ってたけど体験が良いので慣れてしまった。

記事に関しては正直Scrapboxとかにまとめるような内容だなぁ…という感じですが、キースイッチを選ぶだけでなく、より良いキースイッチをカスタマイズして作っていくというところに興味を持っていただけると幸いです。

この記事はCorne Cherry (JTK Aqua, lubed Arctos) で書きました。

Varmilo(アミロ)の静電容量無接点キーボードを触ってみた

f:id:xery:20180911073425j:plain

お久しぶりです、きせのんです。

最近ブログには何も書いてませんが、すっかり自作キーボード沼に嵌っています…。
先日もキーボード好きが集まるイベントに参加してきました。

今回は、そのイベントの抽選会で入手した「Varmilo MA109C Electrostatic Capacitive Keyboard」についてご紹介します。

入手の経緯

そのイベントは8/25に開催された「Tokyo Mechanical Keyboard Meetup Vol.5」。
キーボード好きな人達がメカニカルキーボードや自作キーボードを持ち寄って展示し(もちろん見るだけというのもアリ!)、強い人達のセッションもあるという、キーボード好きには堪らないイベントです。

百聞は一見にしかず。Togetterまとめ https://togetter.com/li/1261540 を見てみると雰囲気が分かるかと思います。

さて、このイベントは毎回最後に抽選会がありまして、「ふもっふのおみせ」様には前回のVol.4でもVarmiloキーボードをご提供頂いておりました。
今回ご紹介するキーボードもご提供頂いたもので、目玉景品となっていましたが最後の最後に見事当選しちゃいました…!

「ふもっふのおみせ」とは

株式会社フェルマー様の運営する海外ゲーミングデバイスを扱う通販サイトで、今年の3月からVarmiloの日本正規代理店として、Varmilo製品を扱い始めたとのことです。
最近話題になった「肉球キーキャップ」やバトロワ系の凝ったキーキャップも取り扱っています。

Varmiloとは

中国のShenZhen ZhiHaiHe Tech Co.Ltd(深圳市志海和科技有限公司)により設立されたキーボードブランドです。 この辺りは「ふもっふのおみせ」を運営する株式会社フェルマー様のプレスリリースに詳しいです。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000032349.html

このキーボードについて

f:id:xery:20180911073434j:plain Varmilo製の日本語109キー静電容量無接点キーボードです。

「静電容量無接点」と聞いて特定のキーボードを思いつく方もいるかもしれません。
そう、RealforceやHHKB、あと東プレクローンのPlum等と同じ方式です。

ただし、これのキースイッチは東プレ系のようにラバーカップコニカルスプリングを使ったものではなく、MX系のメカニカルスイッチとほぼ同じ見た目になっています。 f:id:xery:20180911073437j:plain

これは「Varmilo EC switch」というVarmiloオリジナルのスイッチで、スプリングや軸の部分はMX系と共通になっています。

Varmilo公式の紹介動画はこちら(音量注意)。


Varmilo EC mechanical switch

キーボードとは別にECスイッチのキーホルダーを頂いていたので、それをバラしてみました。 f:id:xery:20180911073440j:plain

比較用にHalo Trueというメカニカルスイッチを一緒にバラしていますが、パーツ的にはほとんど同じことが分かると思います。
一つだけ違うのが接点部分。 メカニカルスイッチにある突起がECスイッチ側にはなく、また一部がコーティングされており、接触しても導通しないようになっています。 f:id:xery:20180911073442j:plain

レビュー

まずは箱から見てみましょう。 f:id:xery:20180911073446j:plain 白のシンプルな厚めの化粧箱で、正面はVarmiloロゴが箔押しされています。

この辺りは国内の静電容量無接点キーボードに無い特徴ですね。
旧筐体のRealforceダンボールの地の色でしたからね、あれはあれで実用性に全振りした感じで個人的には好きでしたが…。

内容物

内容物はこんな感じ。 f:id:xery:20180911073451j:plain

  • 本体
  • miniUSBケーブル
  • 取り替え用キーキャップ
  • キープラー
  • 取扱説明書

取り替え用キーキャップは窓付きで、それぞれのキーがONのときに光るLEDがよく分かるようになります。(画像では換装済み)

f:id:xery:20180911073445j:plain 取扱説明書はVA(メカニカル)系列のものがそのまま入っていました。
簡体字と英語しか書いていないので、実際の販売時には日本語の機能説明の紙なんかもあると嬉しいですね。

Fnキーとの組み合わせと機能は以下の通り。 LED関連

キー 機能 備考
Fn+→ LEDのモード切替 常時点灯とbreathingの2パターン
Fn+↓ LEDの輝度を下げる/breathingの周期を遅くする 前者は常時点灯時、後者はbreathing時
Fn+↑ LEDの輝度を上げる/breathingの周期を早くする 同上

メディアキー系

キー 機能 備考
Fn+F7 前の曲
Fn+F8 再生/一時停止
Fn+F9 次の曲
Fn+F10 ミュート
Fn+F11 音量↓
Fn+F12 音量↑

その他

キー 機能 備考
Fn+右Ctrl メニューキー
Fn+Win Windowsキーの有効・無効切替
Fn+左Win 長押し(CapsLockが3回点滅するまで) WindowsキーとFnキーを入れ替え
Fn+左Ctrl 長押し(〃) CapsLockキーとCtrlキーを入れ替え
Fn+Esc 長押し(〃) 設定初期化

また、WindowsモードではNキーロールオーバーで動作するとのこと。
Windowsモード」が何を指すのかは不明ですが、とりあえずWin10 64bit上ではNキーロールオーバーで動作しているようです。

本体

f:id:xery:20180911073430j:plain ぱっと見ただの黒ですが、全面に木目のテクスチャが入っており、それとなく高級感を演出しています。

f:id:xery:20180911073432j:plain キーキャップは白地(特殊キーは地が灰色)に黒文字のシンプルなもので、素材はPBT、印刷方式は昇華印刷が採用されています。 この辺りはRealforceやHHKBでも同じ素材や印刷方式を使っていますね。

打ってみた

スイッチの特性はリニアです。 重さ的には赤軸相当な感じで、実際に近くに転がっていた赤軸と押し合ってみると大体同じっぽかったです。
ちなみに分解したスイッチキーホルダーの方は黒軸相当でした。

MXクローンではありますが想像よりもかなり滑らかな打鍵感で、本家(Cherry MX)よりもいいんじゃないか…?というくらいです。

またキーキャップが肉厚なので、打鍵音のカチャカチャという軽い感じが少ないのも良いです。
既製品のメカニカルキーボードって、キーキャップが残念なことが多いんですよね…。

まとめ

元々Varmiloには堅実なモノづくりをするメーカーだという印象を持っていましたが、今回触ってみてさらにその印象は強まりました。

一方で、(機構がほぼ同じなので当たり前ですが、)打鍵感やスイッチの見た目など分かりやすい部分での違いがなく、予備知識がなければ静電容量と分からないのはセールス的に難しいところかもしれません。

CherryやKailhがロープロファイルなスイッチを出してきたり、中華を中心に光軸が出回ってきたりと、最近になって面白くなってきているキーボード市場。
そんな個性的な面々とともに、このスイッチ、そしてキーボードにも注目していきたいところです。

Steelseries 7G(KR配列)を買った

あけましておめでとうございます(今更)

さて新年早々特に目的もなく日本橋に行ったのだけど、とりあえず駅から一番近かったワンズに行ったらSteelseries 7Gの韓国配列版がどーんと置いてありまして。

SteelSeries 7G (Japan) キーボード 64048

SteelSeries 7G (Japan) キーボード 64048

2000円だったので即確保したのはいいけど、デカいわ重いわで持ち歩くのが面倒だったので、ついでにキーキャップやヘッドホンを買ってすぐ帰宅。

開封、外観

f:id:xery:20170107211241j:plain デカい。日焼けしてるしどっかで長い間売れ残ってたんだろうなぁ…

f:id:xery:20170107211300j:plain 出してみるとこんな感じ。これだと普通のフルサイズキーボードと変わらないが…

f:id:xery:20170107211252j:plain なんかパームレストも兼ねたフレームみたいなのが付いてる。持ってない人にとってはありがたい…のか?

f:id:xery:20170107211309j:plain キーボードからは太い線が1本出てて、途中で分かれている。
右からキーボードのPS/2端子、ハブ用のUSB、イヤホン、マイク。

f:id:xery:20170107214910j:plain ハブとイヤホン・マイク端子は左側の奥にある。

f:id:xery:20170107215117j:plain 裏側はこんな感じ。
チルトスタンドは無く、最初から傾斜が少しついてる。

KR配列

配置は基本的にUS ANSI配列*1と同じで、最下段だけJISのようにスペースと左右Altの間にキーがある。
ただOS側の設定でキーボードレイアウトがUSだとそれらのキーは反応しないのでいらない子

キーキャップ交換

これを一緒に買って交換。
US用の安いやつも売っていたけど、KR配列の最下段がJISと同じなのと、あとPBTで無刻印という部分に惹かれた。

EnterやShiftが微妙に高くなってるように見えるけど、これはキーのプロファイルが違うから。

元々付いてたのはOEMプロファイルで、普通に売ってるメカニカルキーボードに大体使われているもの。 対して交換用キーキャップはCherryプロファイルで、OEMプロファイルより少し背が低めになっている。

所感

打鍵感

キースイッチはCHERRY MX BLACK(黒軸)。
今まで赤、茶しか使ったことが無かったので荷重が重いのは少し不安だったけど、慣れるとなかなか良い。
荷重が重く感じなくなるというわけではないけれど、その分バネがキーを押し返す力が強いので気持ちよく打鍵することができる。

ただ、小指で押す範囲まで重いのは地味に辛い。
リニアだからアクチュエーションポイントが感触で分からないのもあって、少し意識して深く押し下げるようにしないと不発なことが多い。

キーキャップ

とても良い。
普通のABSキーキャップはその薄さからカチャカチャとおもちゃっぽい打鍵音と打鍵感になることが多いけど、これはかなり肉厚なのでそれがかなり軽減される。

あと表面のサラサラした感じがすごく好き。 f:id:xery:20170107211356j:plain

フルサイズキーボード

やっぱりテンキーいらないなと思った。
自分の使い方では全くと言っていいほど使わないし、マウスが右端に追いやられてしまう。

配列

Big-ass Enterなのが少し気になるけど、特に文句なし。

JISのEnterが小指から遠いのと配列改変しすぎなのに比べれば100倍くらい良いかなと。

まとめ

元値が20k近いからか作りもしっかりしてるし、2k(+キーキャップ2.7k)にしては随分楽しめた。
黒軸も予想以上に使える軸だと分かったし、最悪部品取りにしようと思う。

…USBハブまだちゃんと使ってないな、まぁいっか

後日談

今では立派にキーキャップとキープラー置き場、あとキーボード用のUSBハブとして頑張ってくれています(小声)

*1:のBig-ass Enter版

キーキャップを買った:その1(ALPSマウント,ABS二色成型)

シリーズ化するか分からないけどとりあえずナンバリング。

タイトル通り、ALPS軸用のABSで二色成型なやつ。多分Tai-Hao製。

なぜに

  • 二色成型のキーキャップが欲しかった
  • V60のキーキャップが安っぽかった
  • 中華ALPSクローンなテンキーパッドのキーキャップが酷い出来だった

どこで

https://www.massdrop.com/buy/alps-keycaps

Massdrop眺めてたらたまたまActiveだったのでJoinした。

ラインナップは黒、Olivette(白+修飾キーはグレー)、Dolch(茶+修飾キーは黒)の3つ。

Dolchもすごく良さげなので迷ったけど、Olivetteに。

届いた

MORE

発送のお知らせで来た追跡番号はDHLだったけど、実際届いたのは日本郵便だった。

…まぁよく見たらDHLの追跡ページには割と初期から日本郵便の追跡番号も載っていたのだけど、日本郵便の不在票が入っていたのをきっかけに見直してようやく気付いた。

箱からキーキャップがこぼれてた。 まぁキーキャップに問題はなかったから良しってことで。

つけた

スイッチ側の軸の内側(つまりキーキャップの刺さるところ)にツメみたいなのがあったので察してたんだけど、最初の抜き差しが異様に固いのは仕様なんだろうな…

つらい。

キーボードのほう

見た目の安っぽさはもちろん、打鍵感の軽さ、というかカチャカチャ感がマシになった。 なんか動画貼ろうと思ったけど、音的にはそんなに変わらないので無し。

ただ、スペースバーとかTabキーとかが、押す場所や方向によってガワと擦れるようになった。 付属のスペースバーが反ってたのはそのためだったのか…?

あと印字がちょっと目立つ。まぁ多少はね? 

テンキーパッドのほう

スイッチが中華のALPSクローンだったし、メイン部分以外は余ってたのでついでに。

元のがダメすぎな感じはあるけど、かなり良くなった。

感想

製法的にもうちょっと分厚くなったりするのかと思ってたけど、意外に薄かった。 背が低いからだろうか?FILCOの背高なやつは分厚いし…

それでも元のキーキャップにあった打鍵感の安っぽさとか軽さはマシになってくれたので、一応の目標は達成したかな。

ただ色以外の見た目の変化はぜんぜん無くて、まぁ素材は同じABSだし普通のステップスカルプチャだしプロファイルもAlpsとTai-Haoはほぼ同じだしで何を期待していたのかって感じではあるんだけど、まぁそんなものか、と。

あとスペースバーのスタビがCostarとかいうタイプだったのでCherry軸みたいに全部これなのかと思ったが、他はもっとシンプルなスタビ(ALPSの標準っぽい)だった。何枚か画像を見た限り他のALPSキーボードでもそうっぽいけど、何か理由でもあるのかな。

次回予告(?)

FILCOのやつが前から気になっていたので、Cherry(系)軸かつUS配列のキーボードを手に入れたらこっちも一緒に買おうと思ってる。

ただ昇華印刷または無刻印の良さげなPBTキーキャップが安くなってたらそっちに行くかも